「イレブントレーニング」とは登攀力強化に特化した練習会だ。イレブンをレッドポイントするために必要な体の使い方や練習方法の実践する予定。(内容は追加・変更あり)
概要
- 目的 イレブンを登るために必要な体の使い方と練習方法の習得
- 場所 御岳ボルダー(御嶽駅に9時集合)
- 内容 姿勢、ホールディング、フットワーク、ムーブ、保持力強化
- 持ち物 クライミングシューズ、その他の履き物、チョーク、ブラシ、長さ40センチ程度の棒(ストックなど)
■姿勢
体軸をつくり、片足に重心を乗せて安定させる
- ノーハンド課題
- バンザイスクワット
■ホールディング
- クリンプ
- オープンハンド
- プッシュ
効かせる方向を意識する→肘の方に引く
■フットワーク
- エッジング
- スメアリング
■ムーブ
- ダイアゴナル
- ハイステップ
- マントリング
- トゥフック・ヒールフック
- ひねりと振り
- デッドポイント
- ランジ
■保持力
- チョークアップ
- フィンガーボード

日程と内容
■1日目(4月12日)
正対ムーブ
【姿勢】 ノーハンド、スクワット

【ホールディング】 クリンプ、オープンハンド、プッシュ


【フットワーク】 スメアリング
【ムーブ】 ダイアゴナル、ハイステップ、マントリング
【保持力】 チョークアップ、フィンガーボード
■2日目(5月10日)
主にひねりのムーブ
【ホールディング】 ジャミング
【フットワーク】 アウトサイドステップ、ジャミング
【ムーブ】 ひねりと振り、レイバック、ハイステップ、マントリング

■3日目(6月14日)
ダイナミックムーブを中心に
【ムーブ】 ランジ、デッドポイント、レイバック

背景説明
以前、山岳会のクライミングリーダー養成の研修会で5.8のフェースを登らせたら、四苦八苦している会員がほとんどだった。30年ほど前に自分がオンサイトしたときは難しいとは感じなかったルートだったのでショックを受けた。
いまやジムに熱心に通うクライマーならたいていイレブン台は登れる。でも、山岳会や山岳団体の指導者はロープワークは得意だが、そこまの登攀力がない場合が多いことも気になった。山岳会でもちゃんと登り方を教えられるようになる必要があるのではないか。でないと、若いクライマーに見向きもされなくなり、未来がない組織になってしまうと思った。
登攀力を鍛えるための方法はいろいろある。ポピュラーなのが週に2回ほどジムに通い、パンプするまでさまざまな課題を登りまくることだ。でも、それは自分も含めて難しい人は多い。それで他の方法がないものかと登攀力強化に関する書籍・文献を調べた。
クライミングトレーニングの古典的名著『パフォーマンス ロッククライミング』には「上達は弱点に取り組むことで遂げられる」という「最も弱い環(わ)の原則」が強調されていた。『ビーストメイキング』にはフィンガーボードなどの機器を使ったトレーニング方法が詳しく紹介されていた。クライミングジムPUMPが蓄積した上達のノウハウをまとめた『クライマーズバイブル』は基本的な動作から練習方法まで詳しく記述されていて大変参考になった。
これらの一部を2年ほど実践したところ登攀力が目に見えて向上した。特に保持力と筋力が強くなり、御岳の4級課題がかなり安定して登れるようになった。そこで、その経験とさまざまな入門書のノウハウとを合わせてプログラムをつくってみた。中心点はムーブの習得と保持力強化だ。心理コントロールは、そこまでのレベルは必要ないだろうと考えて省いた。

ただ、上達するかどうかは本人の自覚と努力次第。最も重要なのは適切な目標設定とトレーニングを継続する意志だ。それさえしっかりしていれば方法は関係ない。と言ってしまっては身もふたもないけど、要はそこでしょう。