鉱物ではなく、計算機の石(CPU)。メインで使用している計算機を更新したら、いろいろ不具合が出てきて大変だったという話。
Windows10のサポートが10月に終了したとき、慌てふためく友人の姿を笑いながら見ていた。だが、自分の計算機もMacOS(Monterey 12)のサポート期間が残り1年だった。尻に火が付いていた。
数年使用していたMac Pro 2013は、土管風のデザインが気に入っていた。特に不具合は感じなかったのだけれど、最近メールプログラム(Thunderbird)が正常に動作しなくなった。パッケージ管理ツールのHomebrewは、プログラムの更新をチェックするたびに「OSが古い」と文句を言ってソースから延々とビルドするし、4K動画の再生もカクつくので新しくすることにした。
導入したのはMac mini M4。OSは2世代飛び越えてSequoia 15になった。バックアップからプログラムとデータを移行するのに8時間。ようやく更新完了! と喜んだものの甘かった。Homebrewは「Bad CPU type in executable」と言ってエラーでまくり。他にも動かないプログラムが続出した。

アップルが計算機の石をインテル製からアップルシリコンに変えたことを失念していた。アップルが提供するエミュレーターRosetta2を入れれば、以前のプログラムも動きそうだが、できればネイティブなやつでいきたい。対応は以下の通り。
Homebrew
バイナリの置き場所が/usr/localから/opt/homebrew/に変わっていて動かず。古いやつは捨ててアップルシリコン用にインストールし直した
Alfred
キーボード操作のランチャー。アップルシリコン用を再インストール
local
WordPressをローカル環境で動かすプログラム。アップルシリコン用と交換
PhotoScape X
写真整理・加工用ソフト。代替ソフト(digikam)に置き換えた
プリントマジック
年賀状印刷ソフト。動かしているAdobe Airがサポート切れで諦めた。代替ソフトを模索中
Openshot Video Editor
オープンソースの動画編集ソフト。アップルシリコン用は開発中なので外した
OpenJDK
GPSの軌跡を地図に表示するツールを動かすプログラミング言語。アップルシリコン用プログラムを探して、入れ替えた
QGIS
地理ソフト。国土地理院のデータを加工して詳細な地図を作るのに使用していた。次期バージョンまで対応はなさそう
他にもあったけど、なくても不便じゃないプログラムはこの機に捨てた。困ったのはPhotoScape XとQGIS。PhotoScape Xは開発が止まってそうなので、それっぽい代替のdigikamを入れた。日本語環境が半分だけとか、インターフェースがこなれてないとかあるけど、オープンソースなので付き合ってみる。
地図をつくるのにQGISは欠かせない。けど、それだけのためにRosetta2をいれるのははばかられる。自前でビルドすれば使えるらしいので、その方法を検討中だ。
まるまる1日作業したのに、なぜかメールプログラムはうまく動かず固まる。
これを機会にバックアップ用の外部ストレージもハードディスクからSSDにした。出費がかさんだので10年はこのシステムでがんばる。ただ、携帯用のMacBook AirもOS(11 Big Sur)サポートが今年いっぱいで終了する。これをどうするかも悩みの種だ。