富士山の船津口登山道を歩いてきた(2024年10月3日)。
ここのところ急に気温が下がったせいか、富士山の吉田口も秩父の蓑山もキノコがさっぱりだった。あまり期待できないけど、富士山に行ってみることにした。ただ、知っているコースだとキノコがなければ新鮮味がない。地図を眺めて見つけたのが船津口登山道だった。スバルラインができるまではバス道路だったらしいから、そんなに荒れてはないだろう。
スバルライン三合目バス停で降り、精進湖登山道を少し登ると三合目だ。バスのロータリー跡なので広々としている。そこを突っ切ってまっすぐ北に向かうと船津口登山道の案内標識があった。入り口はわかりやすい。

さすがバス道路だけあって道幅が広いし、道型もしっかり残っていた。周囲はモミやコメツガの原生林だ。整備された道との対比が面白い。


河口湖駅まで歩いて行ける利便性を考えれば、樹海の中をいく精進湖登山道と比べても遜色ないと思った。それにしては利用者が少ないのが不思議だった。その原因は倒木だった。

次々と現れる倒木は迷路やアスレチック状態でかなり酷かった。ただ、すんなりとは通れないけど通行が困難というほどではなかった。ちょっとうんざりはしたけど、ただのハイキングでは終わらず、これはこれで面白かった。

スバルラインのガードをくぐる二合目あたりで雨が激しくなったものの、樹林帯の中ではあまり気にならなかった。難点は、車道歩きが約2時間と長かったことくらいか。今回は試しに駅まで歩いてみたけれど、途中でスバルラインに逃げて登山バスを利用する手もある。
肝心のキノコはドクツルタケがやたら目立った以外は乏しかった。全体的に老菌が多く特定が難しかった。そんな中でもミヤママスタケとマスタケはよい状態のものがあった。


ミヤママスタケはコメツガの生木に、マスタケは広葉樹の枯れ木に出ていた。車道の道端ではノボリリュウタケを見つけた。

極太の柄にペラペラの傘が載っている不思議はシルエットが特徴だ。図鑑で知ってはいたけど見るのは初めて。柄の長さが20センチもあり、その大きさに驚いた。大きさの割りには軽い。怪しいキノコだけど食えるらしい。これは楽しみだ。
車道に出た頃には雨はほぼ止んだけど、さすがに砂糖水だけの行動食では、寒くてひもじい。吉田うどんを食うためにわざわざ富士山駅で降りた。ところが駅ビルのフードコートに行ったら、うどん屋は木曜日が定休日だった。ショック。しかたがないので大月駅でそばを食った。