新年は敗退からのスタート

投稿者: | 2025年1月1日
新年は敗退からのスタート

毎年恒例の奥武蔵「除夜の鐘」縦走をやった。今回は主脈縦走に挑戦したものの寒さに負けて正丸峠で敗退した。

同じコースは9年前に果たした。ただ、正丸峠の茶屋でうどんとお汁粉を食って30分以上休憩したのでインチキっぽい。それに下山したのが横瀬駅で西武秩父駅まで歩いてないことも心残りだった。

飯能駅に14時30分到着し、天覧山中段で準備を整えてスタート。気温4度。風は多少あるけど歩いていれば寒さは感じない。上着は脱いだ。

準備を整えて天覧山中段を出発
準備を整えて天覧山中段を出発

永田山で日没。ヘッドライトを点灯する。長野県飯島町の知人からもらった干し柿を食う。砂糖水とこれが今回の主な行動食だ。体力が削られる飯能アルプスの小まめなアップダウンも、もう慣れた。

永田山で日没。エネルギー補給する
永田山で日没。エネルギー補給する

急登をこなすと天覚山の頂上。19時15分、5度。展望が開け、街場の明かりがよく見える。星もきれいだが、先ほどまで輝いていた宵の明星が沈んでしまったのは残念だ。

見晴らしのよい天覚山頂上。少し雲が出てきた
見晴らしのよい天覚山頂上。少し雲が出てきた

大高山までは無駄に長い。前坂到着は21時15分。ここは毎度、里心が付く。吾野に下山すれば、まだ電車で帰れるからだ。暖かい布団で寝たいと思ってしまう。去年は体力に自信がなく、それで敗退した。今年はまだがんばれそうだ。気温は3度、まだ風は弱い。

しかし、栃屋ノ頭を過ぎた22時ごろ、突然強風が吹き出した。前線通過に伴う風、天気予報通りだ。急いで上着をはおって帽子をかぶり、これで大丈夫。風は20分くらいで収まった。これも想定通りだ。それでも、この先の気象条件には一抹の不安がぬぐえない。

子ノ権現に23時17分着。初もうで客が訪れ始めていた。一息入れたら、お約束の仁王さんと記念撮影だ。気合を入れて伊豆ケ岳へ向かう。体力はいるがよく知った道なので気持ちは楽だ。

初もうで客がちらほらと訪れていた子ノ権現
初もうで客がちらほらと訪れていた子ノ権現

再び風が強くなった。古御岳の下山に掛かると強烈な冷たい風にさらされた。体がどんどん冷え、動きが鈍くなる。つま先もしびれてきた。冬型の気圧配置になり寒気が入ってきたのだろう。これはまずいぞ。

断続的に吹くので伊豆ケ岳にはなんとか登った。2時35分、気温マイナス4度。これ以上標高をあげるのは無理そうだ。かといって、すぐ下山して始発電車まで震えながら待つのも嫌だ。せめて5時まで持たせたい。どこから降りるか歩きながら考える。

めちゃ寒かった伊豆ケ岳。心が折れた
めちゃ寒かった伊豆ケ岳。心が折れた

3時23分、正丸峠から下山した。崩れた登山道を茶屋の下から迂回したら登り返すのがいやになった。峠には初日の出目当ての車もたくさん来てるようだし。ここは悪路のはずだが上の方は新しい金属製の手すりが付けられていた。きっと整備されたと安心したものの谷を下るとすぐ、道と沢の区別がつかなくなった。だまされた!

道は悪いが強風はうそのように収まった。道らしくなったところで時間稼ぎの大休止。ラーメンを作ろうとしたら湯が全然沸かない。マイナス1度じゃだめなのか。しびれを切らしてラーメンを突っ込んだら、それっぽく食えた。でも待っている間に体が冷えたからプラマイゼロか。悲しい。

寒くて湯が沸かない!
寒くて湯が沸かない!

正丸駅には電気がついていた。5時1分到着、気温2度。始発まであと15分とほどよいタイミングだった。行動時間は約14時間30分。電車の中は暖かく、天国のようだった。

正丸駅に到着。駅が明るくてホッとする
正丸駅に到着。駅が明るくてホッとする

敗因は天候判断の甘さ。寒気が入ると厳しい。風は大したことないという予報だったけど、それは街場のことで山ではうなっていた。手袋を含めてウエアの防寒が貧弱だったこと、干し柿ではカロリーが全然足りなかったことなどが反省点。これを教訓にして、次回はがんばるぞっ!

そういえば、除夜の鐘が聞こえなかったなあ。風で音が流されたのだろうか。それとも、聴力が衰えたのか。

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