微妙なウラベニホテイシメジ

投稿者: | 2022年10月12日
微妙なウラベニホテイシメジ

簑山でキノコの様子見をしてきた(2022年10月10日)。雨や低温続きで収穫はあまり期待できない。登山口付近のキウイも全然ダメ。とりあえず、いつものコースを(ちょっと間違えたけど)たどった。

アカモミタケは全然なかった
アカモミタケは全然なかった

いつもアカモミタケがどっちゃり出ている簑山神社付近はキノコのキの字もなかった。ただ、山を降り、別荘地付近までくるとチラホラと見かけるようになった。結局、確保できたのはウラベニホテイシメジ4本とちっちゃなムラサキシメジ数本だった。ま、これだけあれば十分でしょう。

ツチグリだけはよく見かけた
ツチグリだけはよく見かけた
ウラベニホテイシメジ。傘は開いてるけど状態はいい
ウラベニホテイシメジ。傘は開いてるけど状態はいい
いかにも毒っぽいテングタケ
いかにも毒っぽいテングタケ
作り物のようなマンネンタケ
作り物のようなマンネンタケ
ムラサキシメジ。ちっちぇ〜
ムラサキシメジ。ちっちぇ〜

途中で秩父駅にある地場産センターに寄ったら物産コーナーがリニューアルされ、きれいになっていてびっくりした。西武秩父駅の祭の湯みたいになっちゃったのは、ちょっと残念。でも、売ってるものは同じでホッとした。野菜みそまんじゅうとハヤトウリを買って帰った。

ウラベニホテイシメジは、それほどおいしいキノコだとは認知されていない。秩父など一部地域では人気があるがマイナーな存在だ。それは自分が考える「おいしいキノコの法則」から外れる部分があるからだ。

 おいしいキノコの法則

  1. 特徴がはっきりしていて間違いにくい
  2. まとまって出ていて、たくさん採れる
  3. 下ごしらえや調理方法が簡単

キノコ中毒で2番目に多いクサウラベニタケと間違えやすいのが難点だ。ウラベニホテイシメジが苦味があるのに対して、クサウラベニタケは無味というのも紛らわしい。

もちろん、大型で柄が中実であること、傘の絹糸光沢模様など見分けるポイントはある。けど、微妙であることに変わりはない。食べたときの苦味で初めて同定に確信を持てたという経験が何度もあるから、敬遠する気持ちもよくわかる。問題は「そこまでして食いたいキノコか?」ということだ。

大きなキノコは無条件に好き。大物は採った感がある。それがドクヤマドリ(見ただけ)だろうがシャグマアミガサタケだろうが関係ない。逆にクリタケやナメコのようにちまちましたやつはイマイチ乗り気になれない。ウラベニホテイシメジが好きなのは当然だ。

では、おいしいのか? 権威ある図鑑「山渓カラー名鑑 日本のきのこ」には「ややうま味に欠け、あまりだしは出ない。全体にほろ苦く、多少粉臭が気になる」と評価は低い。だけど、そんなことはない。

ウラベニホテイシメジの幼菌。柄は地中深くまで伸びている
ウラベニホテイシメジの幼菌。柄は地中深くまで伸びている

油炒めにしたら、シャキシャキした食感にうま味がしっかり出た。苦味も気になるほどではない。今回は傘が開きかけのベストな状態だったのも幸いした。ウラベニホテイシメジはおいしい。リスクがあっても食いたいキノコだ。

キノコは採集時の状態や下ごしらえ、調理の仕方で味の印象が全然違ってくる。まだまだ未知の部分が多いから面白い。

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