大きくなって帰ってこい

投稿者: | 2025年8月4日
大きくなって帰ってこい

石がたまってきた。海岸と川に十数回通って集めた石は累計150個。もちろん、これまでも定期的に処分してきた。それでも、ひすいっぽい石を含めてまだ数十個くらいはある。このままでは床が抜けかねない。

石は捨てるのが難しい。ゴミとして回収してくれず、適当なところへ捨てたら環境問題になる。したがって、元の場所に返すことになる。

そんなわけで、大物を中心に静岡の海岸に戻してきた。雨なら石の観察がしやすいうえに涼しいだろうと期待していたら、ちょうど午後から雨という予報だったので、これ幸いと出かけた。

ところが現地はドピーカンでクソ暑かった。近場のスーパーで時間を潰すも、雨の気配は全然ない。凍った清涼飲料水を仕入れて出発した。気合が入っている採集時は重さなんて全然気にならないが、捨てる石は約3キロ。ズッシリと重く、海岸までが遠い。なんとかたどり着いて重荷を下ろした。

お役御免で帰ってもらった石たち
お役御免で帰ってもらった石たち

フォッサマグナミュージアムで鑑定してもらった「ヒスイを含む岩石」もお役御免でリリース。いつもなら「大きくなって帰ってこいよ」「りっぱなヒスイ輝石になってこい」とか言って海に放り投げるのだが、今回は1キロオーバーの大物もあったので石だまりにそっと置いてきた。お世話になりました。

幸いなことに海岸は風があり、雲も出てきて多少は暑さが和らいだ。波打ち際を歩いてみると石がぐっと減って砂浜になっていた。2日前に接近した台風の影響だろうか。それでも、チラホラとひすいらしい石が見つかった。でも、ここで拾いまくると元の木阿弥だ。採集は少しだけにとどめた。

砂浜になった海岸でウミネコが休憩中
砂浜になった海岸でウミネコが休憩中

重要なのは石そのものではなく、岩石や鉱物を識別できる能力・科学的な知見だ。手元に標本として置いておくのはわずかでいい。

フォッサマグナミュージアムで「流紋岩」「変はんれい岩」「緑色岩」と言われても?? だった。これまで意識したことがなく岩石については無知だった。わかるのは石英、チャート、曹長岩、ロディン岩くらい。火成岩は花崗岩以外は心もとない。

ひすいじゃない石をちゃんと理解していないと違いがわからない。もう少し多くの岩石についても知識を蓄積しないといけないと思った。抱え込んだ石を手放すのは、もうちょっと先になりそうだ。

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