同定に図鑑は必需品

投稿者: | 2024年9月29日
同定に図鑑は必需品

図鑑がないと知ってるキノコだけに目がいってしまう。じっくりキノコを観察して、図鑑を調べながら同定するという作業ができない。結局、ただの「キノコ狩り」になってしまい、科学的な知見が蓄積されない。

前回の小川山はそれで失敗したので、1週間後の9月21、22日に再チャレンジした。別に小川山じゃなくてもよかったんだけど、ある程度はキノコの種類が期待できるからね。

しかし、出端でつまづいた。中央線経由で向かったら国立で人身事故があり、電車が83分止まった。遅れてきたあずさには乗れたけど、小海線で接続した列車は野辺山どまりだった。次の列車まで2時間。やむを得ないのでタクシーで廻り目平に向かい、なんとか予定時刻までに設営を終えることができた。

野辺山駅まではきたけれど...
野辺山駅まではきたけれど…

先週に比べてキノコは少なめだったけど、パノラマコースの入り口で地面から黄色い傘がいくつも顔を出していた。見覚えがあるこの傘はクリフウセンタケかな。

クリフウセンタケ
クリフウセンタケ

早速図鑑で照合すると傘の色と形状、ひょろっとした長い柄などが一致した。「優れた食菌」との記述もあり、喜々として地面を掘った。翌日もたくさん採れた。クリフウセンのタイミングはバッチリだったようだ。尾根に上がると、地面に張り付くこげ茶色ののっぺりとした傘が目に入った。クロカワだ。

クロカワ
クロカワ

傘の裏は白い針状の突起が密集し、短い柄もある。特徴がはっきりしていてわかりやすいキノコだ。松林周辺にはケロウジがたくさん出ていた。コウタケが混じってないか探したけどなかった。

パノラマコースの後半は収穫があった。ほとんど虫が入っておらず、状態の非常にいいアカヤマドリがあった。大好きなキノコなので非常にうれしい。

アカヤマドリ
アカヤマドリ

白いキノコがまとまって出ていたので近づいたらシメジ系だった。柄の下部が大きく膨らんでいる。ホンシメジか?

ホンシメジ?
ホンシメジ?

ヒラタケにも似ているけど地面から出ている。図鑑でチェックするも、柄の形以外にも傘の形や模様、密なひだなど特徴はあっている。ただ、特徴の乏しいシメジ系の判別は難しく、確信は持てない。それでも確保した。まだ時間がありそうだったのでカモシカ登山道へと足を延ばした。たしか唐沢の滝近くにナラタケがあったはずだ。その記憶は間違いなかったものの時すでに遅かった。結局、3時間かけてカモシカ登山道を歩いたのに見るべきものは全くなかった。

夕食はクリフウセンタケのキノコ丼。天気が思わしくないこともあり、大日広場の駐車場はガラガラでテントも少なかった。

翌日はさっさと撤収して遊歩道を散策。図鑑と照らし合わせて、コシロオニタケ、カバイロツルタケなどを確認した。ハンノキイグチはハンノキが分からなかったため確証が得られなかった。それでも図鑑は大事。おぼろげな記憶に頼ることなく、自信を持って同定できるようになった。

コシロオニタケ
コシロオニタケ
カバイロツルタケ
カバイロツルタケ
直径が30センチほどの大型キノコ。ハンノキイグチでしょう
直径が30センチほどの大型キノコ。ハンノキイグチでしょう

アカジコウもあった。前回と同じところにピンク色の傘がでていた。

アカジコウ
アカジコウ

遊歩道の出口近くにはクマ除けのオオカミ人形があり、近づくと「ギャオォーー、グワァ~」とほえられる。

大声でわめくオオカミ人形
大声でわめくオオカミ人形

目が赤く光って首も回る。おっかない上に時々「お前たちを許さない!」と叫ぶ。その都度、「えっ、何も悪いことしてないよな」と戸惑ってしまう。勘弁してもらいたい。

川上村営バスは出稼ぎ外国人労働者で超満員だった。いつもはほとんど客が乗らないので非常に珍しい。仕事がお休みだったのだろう。ほとんどが佐久平に繰り出していた。

さて、疑念の残ったホンシメジはホイル焼きにして食べてみた。体調は大丈夫だった。しかし、特筆すべき味ではなかった。麺つゆを入れたので味付けが濃すぎたのかもしれない。食感はシャキシャキしてよかったけど、香りもイマイチだった。「香りマツタケ、味シメジ」と言われるほどの物じゃなかった。やっぱりホンシメジではなかったのかなあ。

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