最後は小川山のキノコ観察。初めてマツタケを見つけられた一方で、しっかり同定できなかったキノコが多かったのは反省点。荷物を減らすために図鑑を持っていかなかったのはキノコ観察としては失敗だった。
初日は芳しくなかった。お目当てのハナイグチが全然ない。アミタケとツバフウセンタケ、アミハナイグチはうじゃうじゃ出ていたのに図鑑がなくて同定できなかった。



アカマツの根元から茶色い傘が少しだけ顔をのぞかせていた。これはひょっとしたらマツタケ?と喜び勇んで掘り出した。でも、よく見るとひだが紫色っぽいし、つばが菌糸状でフウセンタケ属っぽい。たぶん食えそうだと思うけど同定できないものは危ない。残念。(オオツガタケだろう。もちろん食べた)

このままでは明日の夕食のキノコ丼と明後日の朝食のキノコ素麺がピンチだ。とりあえず小さなハナイグチと状態のよいキンチャヤマイグチが出ていたので確保した。


しかし、まだ足りない。かなり焦ったけど、チタケがぽつぽつ出ていたので助かった。ただ、欲張って固そうな老菌まで採ったのは失敗だった。

翌日は前日通った遊歩道を再度チェック。もう目ぼしいキノコはないだろうと思ったら、ピンクの傘が目立つ立派なアカジコウが出ていた。これは差し入れ用にいただいた。

夕食はタマゴタケとハナイグチ、チタケのキノコ丼だ。1日置くと味がよくしみるので前日のうちに煮物にしておいた。炊いたご飯に載せるだけで、おいしくいただけた。チタケ老菌のパサパサ感が気になったものの満足できた。翌日の朝飯は残りの煮物を載せたキノコ素麺でこれもよかった。

夜はアルペンブルーメ組のテントを訪問した。夕食はバーベキューだと聞いていたのでスライスしたキンチャヤマイグチとアカジコウを差し入れた。焼いたらアカジコウはシャキシャキで、キンチャヤマイグチはトロンとした食感だった。翌日、一部の人の腹が下ったと聞いた。Tさんからは「キノコのせいだ」と詰められたが、同定は間違っていないと思う。火の通りが不十分だったのかもしれない。
最終日はパノラマコースをチェック。こちらは珍しいキノコがあった。「コウタケだ」と喜んで写真を撮りまくった。しかし、後で確かめたらケロウジだった。似てるけどダメな方だ。採らなくてよかった。

帰り際の遊歩道探索も3回目。もう目ぼしい物は残っていないはず。それでも赤松の根元に大きめキノコを発見。「ずいぶん大きなアミハナイグチだなあ」と思いつつ、写真を撮るために近づくとイグチじゃないし、柄が異様に太い。一瞬、なんじゃこりゃ?と思ったけど、すぐわかった。マツタケだ。周辺に5本でていた。

一番大きいのは傘の径が14センチで柄の長さ20センチ、太さは4.5センチもある。幼菌も大きい。存在感ありすぎる。ちゃんとマツタケの香りもするので間違いない。それにしても、2日間も同じ道を歩いているのにこんな大物を見逃すなんて、まだまだ自分のキノコ目は節穴だな。

採ったはいいけどザックは満タンだ。どうやって持ち帰るか悩んだ。匂いがもれないよう1本ずつ新聞紙に包み、手提げ紙袋に入れてザックにくくりつけた。バスや列車では潰さないように気を使ったので疲れた。
久しぶりの小川山で、あれもこれもと欲張った結果、全て中途半端になった気がする。目的を絞って、じっくり取り組むまないと身にならないと思った。