夏でも涼しい「赤い階段」

投稿者: | 2024年8月19日
夏でも涼しい「赤い階段」

酷暑が続き、中途半端な山はかえって暑い。かといって休みに家にこもるのも悲しい。そこで近場でお手軽な沢、殿入(とのいり)へ遊びに行った(2024年8月18日)。

殿入は伊豆ケ岳の東面に突き上げる沢で、頂上近くまで流水がある。簡単だけど小滝もあり、それなりに沢っぽい。アプローチが駅からちょっと遠いものの、お手軽なのがよい。4年ぶりの訪問だったけど、あまり荒れてなくて爽快だった。

谷は南東向きで明るく開けている
谷は南東向きで明るく開けている

林道の終点から入渓。短い沢だが水量はいつも安定している。今回も水深は膝下くらいまでだった。谷は全体として開けていて明るい。傾斜の緩いところは単調な渓相になるけど、所々に小滝が現れて飽きない。長く暑かったアプローチに比べて、沢の中は風が通って涼しい。

軽快に登れる小滝
軽快に登れる小滝

ハイライトは真っ赤な層状チャートの岩盤がむき出しになったナメだ。まるで緩やかな「赤い階段」を登っていくようで、なかなか見事な自然の造形だ。

階段状のチャートの岩盤を登っていく
階段状のチャートの岩盤を登っていく
まるで「赤い階段」
まるで「赤い階段」

チャートの階段をすぎると徐々に傾斜が増し、源流の様相になる。水流が消えたズブズブの急傾斜を登り切ると、東尾根から続く踏み跡に出て遡行終了だ。入渓から約2時間は計画通り。

さて、ここからどうしたものか。いつもならトラバースして花桐コースを下るところだが、今回は一度通ったことがある右岸尾根を下る予定にしていた。花桐コースは確実だけど、いつも同じというのもつまらないので計画通り行ってみた。

単調な尾根下りという記憶と違って厳しかった。地図も高度計も見ずに適当に進んだ結果、急な岩場を敬遠して尾根を外したり、枝尾根に突っ込んで迷走したりした。道路に出るまで2時間もかかった。せっかく涼しくなったのに、また汗まみれになってしまった。

それでも殿入は夏のお気楽ルートには違いない。「赤い階段」も一見の価値があると思う。

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